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第四弾 御縁門を猫島へ

前日の午後・・・

いつもながら準備不足で、寄せ書きを思い立ったのも4~5日前。
(企画部長ゴメン。慌てて日暮里まで横断幕用布を買いに行ってくれました)

図柄を決めたのは1日前の朝のこと。

書き出したのは昼過ぎ。

構図を考えながら、猫島にちなんで猫の足跡で足型を作って表現
しようと考えたのは3時頃。

消しゴムの猫の足型。
で、こんな感じに作りました。

 

 

果たして何匹の猫が肉球を押してくれた勘定になるのだろう・・・

さて、あとは募金の日の当日を待つばかりです。

明けて10月23日。日曜日となりました。

いよいよ被災地支援の第四弾企画が始まりました。

何といっても一番の気がかりは、空模様。

天気予報は雨のち曇を示していたので、はらはらどきどきでした。

ここ数日間は雨がついて回っていただけに、順延も視野に入れざるを得ない状態。
予算を使わないためにテントを借りる経費すら我慢しましたので、気が気でなかったのでありました。

朝5時を過ぎると目が覚めて、今日使う注意書きなどをパソコンで印刷したりしながら活動開始。
あっという間に時間は過ぎ、薄明るくなっていきました。

薄明かり・・・・
と・・・・言うことは・・・・・・

空が何とかもっている・・・・

慌てて窓を開け空を見上げました。

遠くの空は青空も望めるほどの曇り空。けど、重い雲ではない。

やった!

雨男の会長は今回負けたようです。負けて嬉しい!

さあ。
はじまりはじまりです。

会員の一人DPEの若林さんの手作りポップは場を和ませてくれました。

商店会員が全員、朝10時から夕の4時まで一時間毎に時間を区切り、
ローテーションを組んで奉仕してもらいました。

中には家業が忙しく出れない会員さんは、ヤングパワーを投入してくれました。

始めは、もぞもぞしていたヤングもいつの間にやら、「お願いしますーー」大きな声を張り上げて、その声に行き過ぎた人がわざわざユーターンして募金していかれる姿も印象的でした。

う~ん。

ヤングパワーもさらにヤングになると、自分で書いちゃうのね。

マイクでの誘導は、丸一日行ないました。
企画部長と会長と東京藝大の山田君と三人で声を枯らして喋り続けました。

応援に駆けつけてくれたかっぽれの皆さん。

 

ありがとうございました。

立川らく里師匠も先回同様(第三弾)高座のないやりにくい道路上でお噺しをしてもらいました。
道行く人のまん前で、さぞかしやりにくかったろうなあ・・・

お陰様で、291名の皆様からこんなに真心こもった寄せ書きを頂戴することができました。

大船渡にもって行けるだけの義援金は残念ながら集まりませんでしたが御縁門の運搬費に使わせていただく費用の一部は、確保できました。

活動中、「御縁門の運搬費に使ってください」と手渡してくださった皆様、泣くほど嬉しかった。

中には、かわいい封筒に「25555円」と書かれた封筒とお菓子の差し入れまでしてくださった篤志の方。
直接お礼をいえませんでしたが、御縁門にかわりましてお礼を申し上げたく思います。
(25555ってニャンコゴーゴーゴーなのかななんて思ったりしています)

本当に多くの浄財を御縁門の北帰行に使わせていただきます。

終了して、ホッとしたみんなの顔がいいですね。

早く来ないかニャ~・・・。

■けって~~

大猫神「御縁門」の北帰行の日取りが、いよいよ決まりました。

11月9日(水)3時過ぎには3ヶ月の仮宿からネコバス(トレーラー)に乗ってもらい夕方には出発と言うことになります。

現在、猫島(田代島)への連絡船が震災以降一日一便に減ってしまい朝の8時出航に間に合わせるためと、猫島の船着場が壊れてしまっているので、こんな大きな御縁門を上陸させるには、大潮の時期を狙って揚陸させるしかないのです。そのためこの時期になりました。

前日8日には長旅で滑落や傷のつかないように運搬準備の為の養生を行ないます。プチプチや養生テープで包帯のようにぐるぐる巻きになっちゃいます。

500km以上を無事に旅してもらわないといけませんからね。

ですので、御縁門君をご覧いただけるのは、11月9日の3時くらいまでとなりましょうか。
(御縁門君は出発の時間(夕の6時頃かな)までトレーラー上で待機していますが)

あと二週間の浅草神社住まいです。

「いっぱいの人に逢いたいなぁ・・・」
御縁門君のつぶやきでした。

御縁門、海を行くにつづく

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